当店ではメガネを快適にご使用いただけますよう色々な視点に立ってメガネ作りをいたします。
ここでは快適なメガネを作成するための測定方法の概略をご紹介いたします。
1.主な視力測定
レッドグリーンテスト
眼の色収差を利用して近視か遠視かを判断し適性度数の確認に使用します。
赤の文字が鮮明だと近視、緑の文字が鮮明だと遠視です。左右が同じように見える度数が完全矯正値です。赤緑色弱の方は左右の鮮明度で判断します。
クロスシリンダーテスト
乱視の矯正に使用します。黒点を見てもらい交互に強弱度数を加入し黒点が同じに濃さになるところまで測定し乱視軸の確認と乱視度数の決定に使用します。
2.両眼視の測定
左右の矯正度数が決定しましたら両眼視の測定になります
クロスリングテスト
クロスリングテストでは潜在的な斜位と
斜位の程度を確認することができます。
特殊なフィルターを通して見ると左右別々に上記の見え方になります。
上記のように
+が左側にずれていれば外斜位。右側にずれていれば内斜位となります。
+が上方にあれば右眼下斜位、下方にあれば右眼上斜位になります。
十字テスト
クロスリングテストと同じくでは潜在的な斜位と斜位の程度を確認することができます。
コの字テスト
左右の度数差が大きい場合に行います。
また、上下斜位の有無を調べます。
不等像視はいわゆる不同視です。
左右で2.00D以上の度数差があると網膜上に映った
映像の大きさが違うため融像できないとされています。
ワース四灯テスト
装用度数が決まりましたらこの測定を行います。
まとめ
このようにしてお客様の装用度数を決定して参ります。ご紹介したほかにも使用目的、トライアルレンズでの体験など他にもまだ測定の手順はありますが基本的な手順をご紹介いたしました。
当店をご利用の皆様に快適なメガネをお届けするためにこれからも精進して参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。